ペットを家族に迎える時に考えることは、家を留守にする時のことです。
犬でも猫でも留守番させる時には注意しなくてはいけないことが山ほどあります。
我が家には4か月の子猫がいた時のことです。
急に父親が亡くなってしまい遠方の実家に帰らなくてはいけなくなってしまいました。
最短スケジュールでも一泊はしなくてはいけないのですが、子猫を留守番させるのはあまりにも心配です。
急なことで馴染みのペットホテルもないし、ペットシッターさんを依頼する時間もありません。
今回はホントに急なことだったので、考えても選択肢は少なかったのですが、こんな時のためにどうすればいいのか書いておきます。
もしも子猫と生活がスタートしたばかりで、急に家を留守にすることが起こって困ることがないように、準備できることをまとめています。
子猫の留守番は成猫とは違う
子猫の里親になって我が家に迎えたとほぼ同時期に父親の余命が残りわずかだと知らされました。
遠方に暮らす高齢の両親なので、いつ何があってもおかしくないと心構えしていたつもりでしたが、まさか子猫を迎えたとほぼ同時になんて・・。
父親が亡くなってしまった時には、最短でも2日は家を空けなくてはいけないので、そのための準備を考えました。
まずは留守番させられるかどうか・・。
子猫を1匹で家に置いて出かけるのは獣医師に聞いても危険が多いと言われました。
猛暑の夏だったので、エアコンをつけっぱなしにすることになりますが、万が一にもエアコンが止まってしまったり、停電になった時にはどうするのかと言われるとそれもそうです。
それにどんなに気をつけていても、誤飲や落下などの事故のリスクがあり、子猫であれば飼い主さんが帰ってこない寂しさからいつもは噛まないものを噛んでしまい誤飲する危険性もある。
でも、猫を飼っている人の話を聞くと、一泊や二泊の旅行なら慣れた空間でゆっくりと過ごして留守番させた方がストレスが少ないと言われます。
いったいどっちがいいのだろうかと迷ったのですが、生後半年未満の子猫は一泊でも置いていくのはやめた方が良いという結論に達しました。
半年過ぎて、日ごろから半日くらいの留守番に慣れている猫なら一泊くらいなら自宅で待たせた方がストレスがなく、ペットシッターを頼めればベストではないかと思います。
1歳以上の成猫であれば、二泊でも留守番できる子も多いようです。
ペットホテルか動物病院
4か月の子猫を置いて家を空ける可能性が高まっていたのですが、予め予約できる旅行ではなく、急な不幸なので、とにかくその融通が利く預け先を確保する必要があります。
ペットホテルは営業時間も長く、空いていれば予約なしでも預かってくれるところもありますが、ペットホテルは犬を預かることが多いのが不安です。
犬と猫では別々の空間で過ごさせてくれるペットホテルじゃないと、猫は怖がってしまうし、適温の温度設定も違います。
それにペットホテルに預けると、ノミが付いてくるという話も少なくないので、私は預かってくれる動物病院を探しました。
動物病院で預かってくれる場合は、一年以内のワクチン接種を証明できることが条件になることがほとんどです。
そして健康状態も確認してからじゃないと急には受け入れてくれないこともあるので、ペットホテルもやっている動物病院を子猫のかかりつけにしておくと急なことにも対応できます。
かかりつけの動物病院になっていれば、体調の変化でも安心ですね。
2日間のお泊りの結果
お泊りの準備のために予防接種を受けた約10日後に父親が亡くなり、実家に帰ることになりました。
動物病院に電話すると、預かりOKだったので、お願いすることにしました。
・いつも食べているご飯のお皿
・いつも寝ているケージの中に入れているクッション
・いつも遊んでいるクジラとペンギンの小さなぬいぐるみ
・私が使っているひざ掛け
何とか寂しくないように、これだけ持参しました。
ひざ掛けは大きすぎるので却下されましたが、それ以外は一緒に預かってくれました。
ホントは何とか頑張れば1泊で迎えに来れるはずなのですが、動物病院の診察時間外のお迎えはできないので、2泊になってしまいます。
長いお別れで心配で心配で、父親が亡くなったのに子猫と離れることで先に涙が出てしまうほど。
預かってもらっている間に2回ほど電話で様子を聞くと、「元気なんですけどね、鳴いてます」と。
迎えに行った時には、受付まで聞こえるほど鳴いていて、声が枯れていました。
かわいそうなことをしてしまった・・ごめんね。
でも、どうしても家を空けなければいけない出来事が起こったので仕方ないです。
その日はずっとベッタリと甘えさせてあげましたが、ご飯を食べる量も少なく、便秘してました。
家に帰った途端に呆れるほど水を飲み続けていた様子を見ると、相当なストレスを感じていたのではないかと思います。
ご飯用の食器は持参しましたが、水用の器は持参しなかったので、もしかしたら水が飲みにくかったのかも知れません。
よくあるボトルの先にボールが付いている給水器だったのかも・・。
ペットのケージに取り付ける給水器でも、ボールタイプは使っていないので、病院の給水器に慣れなくて飲めなかったとしたら、事前に確認しなかった私のミスです。
やはりできることなら猫は慣れた環境で留守番させた方負担が少ないのでしょう。
枯れた声で膝に登ってきてスヤスヤ寝始めた子猫を見ながら色々反省しました。
その経験から、病院やペットホテルなどで使われやすい給水器も自宅の3段ケージに取り付けて練習させようか迷いました。
ですが、先端にボールが付いているタイプの給水ボトルは猫には向いていないのです。
無理に練習させるよりも、もしも預けるときには、水飲み皿のタイプをしっかり伝えるように気を付けようと思っています。
ちなみに、現在使用しているのはケージにしっかり固定するタイプなど、複数の種類を使っています。
預けるときの注意点
生後半年未満の子猫は、一泊でも留守番させるのは心配です。
短い時間であれば、ケージに入れて留守番させられますが、24時間以上ケージに入れっぱなしは不安でしょうし、ストレスを感じると思います。
冠婚葬祭や突発的な出来事で留守にしなければいけない場合は、動物病院が併設しているペットホテルに預けることも考えないといけません。
ペットショップのホテルは、もしも体調に変化があったときに対応が遅れると怖いので、おすすめしません。
預けるときの注意点として、私が経験したことをまとめてみました。
排泄の回数
食器や水皿のタイプ
好みの室温
臆病・警戒心などの性格
よく鳴く・ほとんど鳴かない
最低限、以上の事を明記したカードなどを作っておきます。
留守番させる時の準備
我が家の子猫さんは日に日に成長していますから、次に家を空ける時にはいつも過ごしている部屋で留守番してもらうつもりで準備しています。
法事があるので、24時間くらいの留守番になりそうです。
月齢は5か月を過ぎた時で6か月目に入ることなので、まだ微妙なのですが、預けるのも可哀そうで迷っています。
できることを準備して、留守番させる方向で考えています。
そしてまだ気温が高い時期なので、万が一にも停電でエアコンが切れた場合に涼しいところに移動できるように空間を作っておくように考えています。
窓を少し開けておき、風が通るようにするための防犯グッズを使い、玄関の横やキッチンなどの窓を細く開けて外出する準備もしました。
上下につけるとかなり頑丈ですから、2cmくらい窓を開けておいても目立たないところなら十分だと思います。
ここまで準備しても心配なので、ほんとは預けられれば安心なのですが、猫の立場ではそうじゃないかも知れません。
ペットシッターの依頼も考えましたが、夫が留守中に他人を家に入れることに強い抵抗を感じると反対するので、この段階ではそれもできませんでした。
近くに身内がいれば様子を見に来てもらえるように頼めますが、それもできないので、この段階で可能な限りできることを準備しました。
まとめ
動物を飼うということは、簡単に旅行など長期の外出することはできなくなります。
わかっていても、急な外出時には焦りますよね。
急なことで数日間の留守をすることも予測して、いつでも預けられるところを数か所探しておくことと、留守番させるならその準備も万全にしておきましょう。
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