うちの家でのんびり暮らしている猫は生後2か月ちょっとの時に保護猫ボランティアさんから引き取りました。
両手で包み込むと隠れてしまうほど小さい子猫でした。
生後11か月になった現在はすっかり成猫サイズで堂々としたものです。
一人で留守番させることはあまりないのですが、一緒に遊べる友達を探してあげるつもりで、また子猫の里親になろうと考えています。
ところで、うちには3段ケージがあります。
愛猫が落ち着けるスペースとして今も使っていますが、子猫から育てるのに向かないキャットケージがあるので、これから子猫を迎える方は要チェックです。
子猫は液体!!
一般的に子猫と呼べるのは生後1年未満の猫なのですが、生後半年も過ぎればメス猫は妊娠するので、生後半年未満が子猫らしい子猫です。
うちの猫は生後三か月未満で体重1キロ未満でうちのお姫様になりました。
ほとんど一部屋を猫用に使い、高さ180cmちょっとある立派な3段キャットケージを購入して待っていました。
手の平に乗るくらいの小さな子猫のために、ケージの1階には子猫用のトイレを置きました。
まだ小さいので2階に飛びあがれないと思って、小さなキャットタワーを置いて2階でご飯を食べられるようにしました。
給水器をセットして、3階にはまだ上がれないけど、2段目に毛布を敷いてあげるとそこでスヤスヤ寝ていました。
目が覚めると「ミャーミャー」と姉妹や母親を呼んで鳴いていますが、夜はケージの中で眠らせることにしました。
いくら安全に気を配ったとしても、部屋の中に開放していて何か事故があると心配なので、寝る時と短い留守番の時はケージの中に入れることにしたのです。
1日目の夜、鳴き声が部屋から聞こえていましたが、静かになったりまた鳴いたり・・。
「早く慣れてくれるといいな」と思いながら朝を迎えました。
猫の部屋にいくと、んんん?なんか様子が変なんです。
きちんとし片付けたはずの猫のエサ入れの箱がひっくり返っている。
畳んで重ねて置いてあったタオルがグチャグチャになっている。
タオルの一枚に黄色い液体が付いている。(まさかオシッコ?)
ケージの中でミャーミャーと子猫は泣いてご飯を催促しているので、ご飯を与えると美味しそうにガツガツ食べている。
もしかして、私はケージのカギを閉め忘れたのだろうか?
でもきちんと閉まっていたし、猫はケージの中にいたじゃないか。
旦那さんに話すと、「この子は不思議な力を持っている超能力猫かもよ」なんて面白がっている。
疑問は解決しないまま子猫がきて2日目の夜を迎えて同じようにケージを閉めて寝ていると、何となく気になってしまい目が覚めて未明に猫部屋へ・・。
するとケージの中に子猫がいない!!!
ううん、収納ケースの裏側に隠れてミャーミャー小さな声で鳴いてたの。
なんと、猫はケージの隙間から脱出してしまうのです。
うちのキャットケージはホームセンターで購入したもので、お買い得な価格でしたけど、不良品でもないし、訳あり品でもありません。
ケージの隙間は3.8㎜でした。
これは他のキャットケージと比較してみると広めなんですって。
そんなの知らないし・・。
まさか3.8㎜の隙間をいくら小さくでもすり抜けるとは思わないでしょ。
でも、保護猫ボランティアをしている人に聞いてみると、子猫はケージからすり抜けることはよくあるんだそうです。
まさに、猫は液体なんです!
子猫のケージすり抜けを防ぐ対策
これから生後三か月未満の身体の小さな子猫を迎える方は、子猫がすり抜けられないケージを用意することをおすすめします。
とは言え、子猫用として販売されているケージは種類が少ないし、価格も高いです。
一時的なことのために高額なケージを買うのであれば、何か良い方法を考えて対策した方が良いですよね。成猫用のケージでも対応する方法をご紹介します。
うちは生後5か月を過ぎて3段ケージの一番上までスムーズにジャンプできるくらいに成長するまでは、ケージの側面に100円ショップで売っているワイヤーネットを貼り付けました。
色んなサイズのワイヤーネットがあります。
する抜けようとして無理に頭を出して危険な事故に遭わないように、できるだけ隙間のないようにネットを貼ります。
うちは1枚200円のネットを20枚買いました。
100円ショップでもそれだけ買えばかなりの金額ですが、ワイヤーネットはその後も脱出防止柵を作るのに使えたので、ムダになりませんでした。
扉のない面は結束バンドで固定して、扉の開け閉めをする面は大きめのクリップを使い固定しました。
3日目の夜から子猫がケージの外に出てしまうことがなくなったので、私も安心して眠れるようになりました。
子猫の成長は早い
保護猫団体から里親募集で子猫を引き取る場合は、ほとんどはケージで過ごすことにある程度なれているのですが、脱走しないとは限りません。
猫の性格によって違いますが「これ、通れるかな」と通ってみたら出られちゃった場合もあるし、トライしようとしない猫もいるみたいです。
うちの子はお転婆娘なので、ジッとしてられなかったのでしょう。
今はケージの扉は常に開放していても、自分でケージの中でお昼寝したりして、安心できるスペースだと認識しています。
4cmにも満たない隙間をすり抜けていたなんて信じられないほど立派に成長していますから、子猫のために専用のものをわざわざ用意しなくても工夫次第で何とかなりますよ。
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