猫風邪は、外にいる猫のほとんどが持っていると言われる猫ヘルペスウイルスによる症状のことです。
ヘルペス以外にも猫風邪の症状を起こすウイルスはあるのですが、ヘルペスの厄介なところは、人間のヘルペスと同じように、感染すると体内に潜伏してしまうことです。
一度感染すると、それを追い出す方法がないのですよね。
とは言え、猫に薬を飲ませるのは、簡単じゃありません。
おとなしく飲んでくれるのは、仔猫の間くらいでしょう。
どうすれば猫風邪の苦しみから猫を救ってあげられるのか、日々考えているのに、この気持ちは伝わらないのか・・。
嘆いていても仕方ないので、できることを探してみました。
猫風邪の治療が長引くリスク
猫風邪の治療は、軽度な症状であれば、目薬や点鼻薬と抗生物質の内服薬の処方だけです。
症状が重いとインターフェロンを使うこともあるそうですが、うちの猫には目と鼻に塗る軟膏と、抗生物質の内服薬だけでした。
鼻に軟膏を塗るなんて、そんな高度なことはとても無理なので、ほとんどできず・・。
抗生物質のシロップを飲ませると吐いてしまうので、獣医に相談したところ、しばらく薬はお休みにして、悪化するなら注射しかないと言われました。
食欲が落ちて、元気がなくなっていれば、そんな悠長なことは言っていられないのですが、元気もあるし、ご飯も食べるので、「自然にウイルスに勝つのを待ちましょ・・」ということでした。
先生のお話では、薬を飲んだり飲まなかったりすると、ウイルスが耐性を持ってしまい、抗生物質がどんどん効かなくなってしまうので、飲ませても吐いてしまうのなら、やめたほうが良いということなのでしょう。
猫ヘルペスにもリジンサプリは使える?
薬を飲ませるのに苦労させられているけど、ただ普通にご飯を食べさせているだけでは、何だか心細くなって色々調べてみました。
獣医師が「リジンを飲ませる方法もあるけど、即効性は期待できないから」と言っていたのを思い出して、リジンについて調べてみました。
その時に思い出せなかったのですが、私自身が口唇ヘルペスが何度か出ているので、リジンのサプリをすすめられたことがあったんです。
リジンとは、アミノ酸の一種です。
人間にも必要ですが、猫は不足しやすい必須アミノ酸です。
このリジンというアミノ酸が不足すると、同じくアミノ酸の1つであるアルギニンが活性化します。
すると、ヘルペスウイルスがアルギニンに刺激されてしまい、活発になりやすいのです。
なので、ヘルペスキャリアの人は、リジンが不足しないように注意しないといけないのですが、猫の食生活では不足しやすいのですって。
ただ、すでに猫風邪の症状が出ている状態でリジンを与えても、それで緩和されるのかは微妙なのですが、何もしないよりは何かしてあげたい!
猫用のリジンサプリをいくつか購入して、ストレスなく与えられるものを探してみました。
もしも嫌がってしまっても、地域猫としてお世話している子たちの猫風邪予防にも使えそうだと思って、片っ端からです(;’∀’)
お金はかかりますが、猫風邪の治療で通院が長くなるストレスと出費を考えれば、大したことじゃない。
病院に行く度に、翌日は別人のようにぐったりしてしまう娘猫の様子を見ると、お金のことは二の次になってしまいます。
後からカードの請求を見て、ちょっと冷や汗が出るくらいでしょう。
まずは、粉末状で与えやすく、コスパも良いという点で評価の高かったメディマル
コスパの面ではたしかに大容量なので優秀です。
でも、味がちょっと強いらしく、カツオの風味があるのに嫌がります。
カリカリに乗せるとその部分だけ避けるし、ちゅーるに混ぜてもそっぽを向く。
仔猫は嫌がらなかったので、無駄にはなりませんでした。
でも、涙目がちょっと気になる仔猫にはあまり変化がありません。
続けてみないとわからないので、無くなるまで続けてみるつもりです。
つぎに、青瀛堂(せいえいどう)のリジンパウダーを試しました。
1日1~2粒だけでOKという手軽さと、チキンフレーバーでおやつ感覚で食べてくれるというので期待していました。
少し大きめなので、半分に切ってカリカリに混ぜて与えてみました。
一口食べて、「ん?」という顔をして終了・・。
それ以降は、舌でよけてしまうので、これも食べませんでした。
これも外の子にあげようかと思ってみると、外の子も食べない!
ちょっとニオイが独特なんですよね。
レビューにもありましたが、ドッグフードっぽいニオイなので、好き嫌いが分かれそうです。
何とか無駄にしない方法を、現在模索中です。
つぎに動物病院で処方されることもあるという猫用リジンサプリの定番のメニにゃんEyeプラスの粉を食べさせてみました。
これはちゅーるに混ぜれば抵抗なく食べてくれたので、良かったのですが、やはり食べ残しがあったりすると困る。
それに、ちゅーるのあげすぎも困るので、これだけで必要なリジンの摂取量を与えるのは難しいような気がします。
でも、抵抗なく食べたのは、嬉しかったです。
そこで最後の手段としてメニにゃんEyeプラスの粒タイプを試してみることにしました。
メニにゃんの粉の味は、ちゅーるでごまかせたので、もしかして粒ならカリカリに潜ませれば1粒や2粒なら食べてくれるかも知れない。
そうすれば、粉をちゅーるに混ぜるのを合わせて、しっかり与えられるかもしれない。
最後の手段として投入しました。
天然の抗生物質といわれるもの
猫風邪の治療で悩んでいる人は多くて、検索しているとやはり抗生物質を長く使い続けることに不安を感じていることがわかります。
短い期間で治せるのなら、強い薬を使うのもアリなのかも知れませんが、長引く場合は不安になります。
そこで、天然の抗生物質とか、自然の抗菌剤とか呼ばれているものを利用している人がとても多いことがわかりました。
プロポリスはどうなの?
プロポリスは、健康のために利用している人もいますよね。
プロポリスは、外部から巣を守るためにミツバチが樹液などから作る発酵エキスのことです。
だから天然の抗生物質と呼ばれているのです。
人間用のプロポリスをペットに与えている人もいるみたいです。
猫風邪のためにリジンと一緒に与えると良いらしいので、ペット用のプロポリスを購入してみました。
でも、噂には聞いていましたが、ニオイが強い。
本当は1㏄与えなければいけないけど、うちの敏感猫にはとても無理そうなので、とりあえず2滴をちゅーるに混ぜてみました。
2滴くらいなら何とかごまかせそうなので、ちゅーるのチューブタイプで、おやつの回数を2回にしてリジンとプロポリスを与えてみることにします。
それにしても、強いニオイなので、そのまま舐めてくれる猫さんがいるなんて、驚きです。
猫って個性が強いですよね。
コロイダルシルバーはどうなの?
つぎにコロイダルシルバーというもの。
猫風邪で検索していて見つけたのですが、どうやらこれも天然の抗生物質と呼ばれているそうです。
猫によっては銀イオンの副作用があるかも知れないので、ちょっと怖くて購入できませんでしたが、猫エイズのひどい口内炎などが改善された例もありました。
猫風邪にも良いというレビューがありますが、長期間使うのは控えた方が良さそうです。
マヌカハニーはどうなの?
最後に、私自身が食べているマヌカハニーを猫に与えることも考えてみました。
マヌカハニーを食べるようになってから、インフルエンザにかからなくなったので、スプーン1杯を続けています。
抗菌作用があるので、医療現場でも使われるほどです。
もしかして、マヌカハニーを少し舐めさせてみるのもアリなのかも?と思って調べてみました。
「問題ない」という意見が多かったので、少し鼻先につけて舐めさせてみたい。
でも、味が独特なので、普通のハチミツから試してみた方が良いかも知れません。
とにかく、色々やってみて、何か1つでも彼女をラクにしてあげられれば、それで良いのです。
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