保護猫を家族として迎える人が増えるのはとても嬉しいことです。
ペットショップで売られる動物の悲しみは言葉にできないほど残酷ですから・・。
我が家にも、保護猫出身の猫が2匹います。
現在2歳のメス猫は、保護された時にすでに妊娠していたメス猫から生まれた子です。
現在1歳のオス猫は、生後2ヵ月の時に保護されて我が家が引き取りました。
個人で保護活動をしている方から託された大切な命です。
2匹とも生後3ヵ月未満で引き取りました。
引き取った時は猫風邪の症状はなかったのですが、どうやらお鼻が弱い子のようで、季節の変わり目には鼻がグズグズ状態になってしまうのです。
外で生きていた母猫から生まれると、猫風邪ウイルスがそのまま子猫にも感染することがあるので、保護猫は鼻炎持ちの子がとても多いようです。
うちも色んな対策をして悪化させないように頑張っています。
全く効果がなかったものもあれば、一時的に軽くなったものもあります。
個体差があるので、何が良いのかはっきりわかりませんが、最近試してみて2匹ともに改善が見られた対策をご紹介します。
猫の鼻炎のために今まで試したこと
猫風邪の主な原因と言われているヘルペスウイルスの増殖を抑えるといわれるリジンのサプリは、動物病院で医師が勧めることもあるので、真っ先に試してみました。
こちらは粒タイプです。
猫用のリジンサプリとしては、一番有名だと思います。
うちの猫たちは、最初はカリカリの中に忍ばせると食べてくれました。
かつお風味がつけてあるので、抵抗なく食べてくれたので助かったのに、そのうち食べなくなりました。
でも、うちの子たちは強烈な香りが苦手で、ちゅーるに1滴が精いっぱいです。
それ以上の量を混ぜると嫌がってしまうので残念ながら使えませんでした。
口コでは、鼻炎にも効いたとか、涙目が良くなったとか、効果が期待できそうだったのに残念です。
仕方なく、旦那さんのニキビ予防に使ってます(^-^;
次に始めたのがなたまめ茶にマヌカハニーを混ぜたものをちゅーると一緒に飲ませる方法です。
マヌカハニーをほんの少量溶かしたなたまめ茶を冬の間飲ませ続けていました。
スペックの高いマヌカハニーは安くないのですが、ほんの少量なので1瓶買えば半年以上はもちます。
このお茶を粘り強く続けたので、寒い季節も病院に行くほど悪化することはなく過ごせたのではないかと思っていました。
ところが、寒さも和らいだ春になって、2匹がくしゃみ連発です。
2歳のメス猫の方は、かなりグズグズであおっぱなを飛ばすほど。
対処療法にも限界があると感じて困り果てていました。
何しろ、この2歳のメス猫は病院の薬が大苦手です。
1歳になったころに鼻水と鼻詰まりがひどくて病院で処方された薬を飲ませるのに苦労しました。
甘い味のついたシロップの薬をちゅーるに混ぜると拒否します。
そのままスポイトで口に入れて飲ませると、数分後に吐き出します。
病院の薬が効かないわけじゃなく、飲まないのです。
猫の鼻炎は短期間の抗生物質を割り切って投与すれば、悪化しないケースが多いのですが、飲まないのではどうにもなりません。
3日で改善が見られた方法
2匹のニャンズが派手なくしゃみを交互にするようになり、もう諦めて病院に連れて行こうかと思っていた時に、犬を飼っている友達から2つのサプリを教えてもらいました。
15歳の老犬と暮らしている友達は、動物病院に連れていくと余計に体調を悪化させる愛犬のために、色んなサプリを試しているのです。
うちも色々試しているけど、なかなかスッキリしないので、やれることがあるなら試してみようと思ってみたわけです。
エキナセア・プラス
エキナセア・プラスは、現代製薬という動物用の医薬品やサプリメントのメーカーから発売されている商品です。
エキナセア・プラスは知らなかったけど、現代製薬は目薬などでおなじみの動物用医薬品メーカーです。
エキナセアは、西洋では有名なハーブです。
風邪薬として使っている国もあるほど有名なんですよね。
抗炎症作用があり、免疫力を高める作用も期待できるんだとか。
エキナセア・プラスは、猫の消化器系の健康維持に役立つビール酵母にエキナセアを加えたサプリでした。
とても小さな粒なので、嫌がらない子ならそのまま食べさせられるサイズです。
うちの子たちは警戒心が強いので、砕いてちゅーるに混ぜてみると嫌がらずに食べきりました。
楽天やAmazonでは1箱600円前後で売っています。
ペットの知恵(寒い時の健康維持に)
ペットの知恵(寒い時の健康維持に)は、液体のサプリメントです。
吉野葛とカンゾウ抽出物、カミツレ抽出物の3つの成分が入っています。
吉野葛は、体を温める作用があるので、気温が下がって体調を崩すのを防ぎます。
カンゾウ(甘草)とは漢方薬でもおなじみです。
抗炎症作用があるので、医薬部外品の化粧品などにもよく使われる成分です。
カミツレはカモミールのことです。
これも西洋ではカンゾウと同じくらい有名なハーブです。
マザーハーブという異名もあるほど親しまれています。
消炎作用や体を温める作用があるので、風邪の引き始めにカモミールティーを飲むのが西洋では古くからの伝わっています。
和と漢と洋の3つの天然素材が融合したペットの知恵(寒い時の健康維持に)は、冬になると品切れ状態になるほど人気の高い動物用健康食なんですって。
嫌なニオイもなく、味もクセがないのでそのまま数滴舐めさせてみるとすんなり飲めました。
ウエットフードに数滴かけて与えることにしました。
3日後の様子
エキナセア・プラスを1日2粒、ペットの知恵(寒い時の健康維持に)を1日2回数滴程度を与えて1日後に2匹ともくしゃみの回数が激減しました。
2日後にはほとのどくしゃみをしなくなりました。
3日経った時には、2匹とも改善が見られました。
とくに鼻水と鼻詰まりがひどかった2歳のメス猫の鼻の穴がきれいになっていたのは驚きです。
鼻を垂らすこともなく、くしゃみで青っぱなを飛ばすこともなくなりました。
いままで色々なことをやってきて、こんなに短期間で改善したことはなかったので、ちょっと信じられない気持ちです。
猫たちの自然治癒力が発揮されるタイミングとたまたま重なっただけかも知れません。
ですが、抗生物質のような強い薬を飲ませなければいけないほど悪化せずに短期間で治まったのは間違いないので、これからいざという時のためにエキナセア・プラスとペットの知恵(寒い時の健康維持に)は常備するつもりです。
まとめ
エキナセア・プラスもペットの知恵(寒い時の健康維持に)も、自然界に存在する素材を使っているので副作用の心配はまずありません。
それでも、症状がない時にダラダラ続けるよりも、「あれ?おかしいな」と思った時に早い段階で与えることがポイントだと思いました。
それでも悪化してしまった時は、病院に行きましょう。
コメント