「猫はこたつで丸くなる」という歌詞にもありますが、猫はホントに寒がりな生き物です。
ですから、外で生きている猫たちのことを考えると、胸が締め付けられそうになります。
きっと知恵を働かせて、寒さをしのいでいるのでしょう。
ほんとに人間の身勝手な行いのですで、過酷な環境で生きることを強いられる猫が1匹でも減って欲しいと切に願います。
どうしてそんなことを考えてしまうのかというと、家の中で温かい場所を見つけては、気持ちよさそうにしている飼い猫を見るからです。
部屋の中でも温かい場所を素早く見つけては、ゴロゴロとして過ごすのが、冬の猫の姿です。
さて、うちの猫は慢性的に鼻炎の子がいるので、風邪をひかせないように、冬はあったかグッズを家のいたるところに置いて寒さ対策をしています。
2020年で3度目の冬を経験する鼻炎猫ですが、好みがはっきりしていて、こだわりも強いので、せっかく用意しても全く使ってくれないあったかグッズがいくつもあります。
使わないままクローゼット行きになってしまうのは、猫の好みを飼い主があまり理解していないからなのかも知れません。
猫の日頃の行動から、あったかグッズを選ぶヒントをまとめてみました。
広いところが好き
猫用のあったかグッズは、小さなドーム型のモコモコベッドなどが一般的です。
それに、猫という生き物は狭い場所に入り込むのが好きなので、多くの猫には好評だと思うのですが、狭い場所が嫌いな子もいます。
冬でも太陽が当たる場所で身体を伸ばして過ごしていたい猫もいるので、そういう場合は無理に猫用のベッドに入れようとしても入ってくれないでしょう。
一度くらいは興味を示しても、その中で寝ることがほとんど見られないのなら、狭い場所では安心できないタイプなのでしょう。
その場合は部屋全体を暖房で適温に保ち、ホットカーペットで広い面積を温めるしかありません。
多頭飼育していると、狭い場所を取り合うのを避けるためと、追い込まれるのを防ぐために、広い場所でしかリラックスできない猫もいるようです。
ホットカーペットは、丸洗いできるタイプや水拭きできるタイプも増えているので、気にせずに使えるものを選ぶといいですよ。
高いところが好き
猫は基本的に高いところが好きなので、高いところに落ち着ける場所を作ってあげたいのですが、寒さい季節には高いところに温かい物を敷いたり、置くのが難しくなります。
キャットタワーを使うなど、工夫が必要なのですが、我が家ではキャットケージを利用しています。
3段のキャットケージは高いものだと2メートルほどです。
そこで、そのケージの上にキッチンマットなどを置いて、穴を開けて結束バンドでズレないように固定します。
さらにすべり止め防止のマットなどを敷き、その上にフワフワの小さなラグを敷いてあげます。
それだけでは寒いときのために、ドームベッドを置いています。
ベッドが落ちないように、壁側にケージを寄せています。
高いところがお気に入りの猫には、好評のようです。
ケージがないお宅もあると思いますが、1つあると便利に使えるので、スペースに余裕があるならあってもいいと思いますよ。
工夫すれば色々使えます。
暗いところが好き
猫は薄暗いところが好きなので、冬のこたつは猫の大好物です。
こたつを使っているお宅は、猫に占領されることもあるでしょうね。
日頃から眠くなると暗い場所に移動することが多い猫さんには、こたつはとてもイイと思います。
ただ、スペースがないと一気に部屋が狭く感じるのがデメリットですよね。
うちもこたつは使っていません。
きっと猫たちは大好きだと思うのですが、毎日の掃除のときのことを考えると、そのたびにこたつ布団を上げながら掃除するのって大変な気がして・・。
人間の都合なので申し訳ないのですが、せめてこたつ気分を味合わせてあげたくて、大きめのダンボール箱を使ってホットカーペットの上に置き、毛布を掛けてミニこたつを作ってあげたりします。
ホットカーペットがない場合は、猫用の小さなこたつを使うのもアリだと思います。
安全に配慮されているので、安心して使えるます。
こたつの中だけじゃなく、上も温かくなるタイプなら、お好みの使い方をしてくれそうですよ。
狭いところが好き
狭いところに入り込むと、冬は暖かく感じます。
猫はもともと狭いところが好きな子が多いので、冬の寝床の定番はやはりドーム型のあったかベッドでしょう。
うちでは2匹が一緒に入れるサイズのドームベッドを買ったのですが、一緒に寝るのを拒むので、仕方なく1匹ずつ寝るサイズを2つ用意しました。
寒くなれば、くっついて寝てくれると思っていたのですが、どうやら甘かった・・。
肌寒くなった頃に、猫団子になって寝ていれば、大きめサイズでも良いと思います。
ですが、近い距離で寝ているようでも、身体を密着させて寝ることがない場合は、別々の方がイイですね。
夫婦でも、寝室は別にしたい人もいますから、猫も同じなのかも知れません。
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