猫のあごが黒くなる。
これはあるあるです。
いわゆるあごニキビというやつですね。
まったく黒くならない子もいますが、黒くなりやすい子は繰り返すので継続的なお手入れが必要なんですよね。
うちの2匹の猫のうち、1匹のメス猫はときどきあごが黒くなります。

何とかしてください
どういうお手入れが必要なのか、猫のあごニキビのケアについてまとめてみました。
猫のあごニキビの原因
猫のあごニキビの主な原因は、皮脂が分泌する皮脂腺が詰まって老廃物が蓄積してしまうことです。
人間のニキビと同じような原因ですね。
皮脂腺が詰まる原因は、食べ物やアレルギー、ストレスなどです。
また、自分で丁寧にグルーミングできない部位なので、余計に汚れやすいのも要因になります。
細菌感染してしまうと、黒くなるだけじゃなく、かさぶたのように厚くなり、はがれると出血することもあるのです。
あごニキビができやすい猫は、日ごろからこまめにチェックしてあげないといけませんね。
また、食器をプラスチック製から陶器に変えることであごニキビができにくくなることもありますので、プラスチック製の食器を使っているのなら、陶器に変えてあげましょう。
あごニキビが悪化した場合
あごニキビが悪化してしまった場合は、動物病院で手当てしてもらいます。
動物病院で処方されたシャンプーを使って洗うと効果的だと聞きますが、猫はシャンプーが苦手な子が多いですから、なかなか難しいです。
うちの三毛さんは皮膚に湿疹ができたときに使う軟膏でケアすると数日でかなり改善します。

ビクタスクリームはかかりつけの動物病院で処方されたもので、あごニキビに使っても問題ないと言われています。
ヒビクス軟膏はネット通販で購入しました。
あごニキビに悩んでいる猫飼いさんのYouTubeを見て購入しましたが、ちょっとベタつきがあるので使いにくく、数日使ってやめました。
どちらも殺菌効果のある成分とステロイドが含まれているので、細菌感染による炎症に良いのですが、あごニキビが軽いときにあまり使いたくないので、よほどひどくなった時しか使っていません。
あごニキビケア専用グッズ
猫にも個体差がありますから、人間同様に気を付けてお手入れしてあげないとすぐにあごが黒くなる子もいます。
うちの三毛さんもしばらくできなかったのに、急に黒くなり始めて、お手入れしても数か月間、すっかりきれいになることはありませんでした。
これは、日常的なお手入れが必要なのかも・・と思い立ち、あごニキビのケア用品を探してみました。
探してみるとけっこうあるんですよね。
専用のブラシとか、コットンとかセットになっているものとか・・・
でも、お値段が高いので考えちゃいます。
猫のあごニキビ専用に作られているものなので、安心して使えるとは思うのですが、継続して使うとなるとかなり厳しい。
配合されている成分を見ると、そりゃ高いのも仕方ないのかもしれないけど、昨今の物価高は飼い主の家計を寒くしているのも現実なのですよ。
サプリメントや病院代も高いので、即決することができずに悩んでしまいました。
桃の葉ローションが良かった
あごニキビのためのではないけれど、ペットの顔周りを拭くために使うウェットシートで一日一回あごを拭いてあげるようにしていましたが、シートでは表面しかふき取れないので黒くなっている皮脂腺まで届きません。
お湯をたっぷり含ませたコットンでもやってみましたが、濡れるのをひどく嫌がるので大変な暴れようです。
そんな時にウェットシートの成分を見ていたら「桃の葉エキス」という文字が飛び込んできました。
桃の葉エキスのローションなら、赤ちゃんの肌のお手入れにも使うものです。
探してみると、とろみのあるローションが見つかりました。

トロっとしているので、流れにくく、塗り込むのに程よくて使いやすい。
少量を容器に出して、赤ちゃんのように仰向けに抱っこして指につけてあご塗り込むと黒いぶつぶつが指についてきます。
何度か塗ってはマッサージして、最後はティッシュペーパーでふき取れば猫も嫌がりません。
出血するほど炎症が悪化している時は使いませんが、日常のケアにはこれがとても使いやすいです。
とろみがあるのがポイントですね。
一日一回のお手入れを続けているうちに、黒い部分が見えることはなくなりました。
ただ、被毛の下の皮脂腺は多少黒っぽいので、完璧に消えてはいませんから、やはりお手入れは続ける必要がありそうです。
この桃の葉ローションなら、低価格ですしどこでも買えるので飼い主の懐も痛みません。
ただし、ご使用になる場合は獣医師に相談されることをおすすめします。
ほんのりと桃の香りがしますが、ほとんど無臭と言ってもいいです。
透明のトロっとしたローションですが、ふき取ってあげれば被毛がべたべたになることもないので、汚れるのが苦手な猫さんにも使いやすいと思います。
薬用ではありますが、医学部外品なので薬ではありませんので、治す目的ではなく日常のお手入れとして使っているものだとご理解ください。