猫と暮らしている人なら、きっとこのニュースは注目したと思います。
東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎徹教授(ニュース当時)が、猫の宿命とも言われる腎臓疾患の予防になる成分を発見したのです。
ところが、実用化のための研究費が思うように集まらなくなり、頓挫しそうになったため、全国の愛猫家から続々と寄付が集まったという話です。
愛猫を腎臓疾患で亡くした方からの寄付もあったでしょうから、多くの猫飼いにとって早く実用化されることを願うばかりです。
腎臓の働きを助けるAIMという成分を補うことで、猫の腎臓病を予防できるということですが、AIMを活性化させる成分を含んだキャットフードが、市販されるようになりました。
AIM30とは
猫の腎臓の健康を維持するためのフードとして発売されたのは「AIM30」というドライタイプの総合栄養食です。
このフードには、AIM30という成分が入っています。
AIMというのは、人間も持っているたんぱく質です。
腎臓の働きを助けるたんぱく質なのですが、猫が持っているAIMは活性化しないのです。
つまり、AIMが腎臓を助ける働きをしてくれないので、子猫の時から少しずつ腎臓に不純物が蓄積してしまうわけです。
そこに着目した宮崎教授が監修したフードには、AIMを活性化させる成分を含めたわけです。
すでに悪くなってしまった腎臓の機能を元に戻すことはできないとしても、悪化させないため、また予防になると期待されているのです。
室内成猫用 健康な尿路・毛玉ケア
【栄養成分】
たん白質・・・31.0%以上、脂質・・・10.5%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下
【エネルギー】320kcal (100gあたり)
11歳以上の室内猫用
【栄養成分】
31.0%以上、脂質・・・8.9%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下
【エネルギー】300kcal (100gあたり)
11歳以上の室内避妊・去勢猫用
【栄養成分】
たん白質・・・30.0%以上、脂質・・・8.4%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下
【エネルギー】295kcal (100gあたり)
15歳以上の室内猫用
【栄養成分】
たん白質・・・28.5%以上、脂質・・・10.0%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下
【エネルギー】315kcal (100gあたり)
20歳を迎える室内猫用
【栄養成分】
たん白質・・・28.5%以上、脂質・・・10.0%以上、粗繊維・・・4.0%以上、灰分・・・9.0%以下、水分・・・10.0%以下
【エネルギー】315kcal (100gあたり)
まとめ
愛猫の健康のために、数々のキャットフードを試している方も多いでしょう。
我が家の猫たちも最近AIM30を食べ始めました。
味にうるさい猫がいるので、あまり積極的には食べてくれないのですが、お気に入りのフードに混ぜて徐々に慣れさせながら食べてもらおうと頑張っています。
現在はチキン味だけなので、今後はお魚味の展開も期待したいですね。
追記
現在、我が家の猫たちはAIM30を食べさせるのはやめました。
理由は、吐き戻しがひどくなったからです。
2頭のうち、1頭はもともと吐き戻しが多い子でしたが、AIM30をメインのフードにしてから吐く回数が増えました。
しかも換毛期と重なったので、胃腸炎になるほどひどく吐くようになって病院に行きました。
もう1頭は吐き戻しはほとんどしない子なのに、やはりメインのフードにしてから吐く回数が増えました。
原因がAIM30と断定するわけじゃないですが、フードを変えて吐き戻す回数が増えるのなら、やはりそこを疑うしかありません。
レビューも増えてきたのでチェックしてみると、はやり吐き戻す子は少なくありませんでした。
AIM30以外の原料は、安物フードのレベルで消化が悪いのかも知れません。
腎臓病予防のために食べさせたくても、体調が悪くなってはどうしようもないので、残念ですがうちはストップしてます。
ぜひともフードに混ぜるタイプのサプリとして、一日も早く商品化してくれることを祈って待ちます。