5年位前から、モデルの間で甘酒ブームが始まりましたね。
飲む美容液とか飲む点滴とか言われて、美容意識の高い女性たちは甘酒ブームにすっかりハマったという人も少なくないでしょう。
市販の甘酒も種類が増えているので、好みの味を色々探してみるのも楽しいと思います。
ですが、甘酒って自宅で簡単に作れるのですよ。
そこで甘酒を簡単に作る方法をご紹介します。
甘酒の作り方は2パターン
甘酒には、酒粕を水で溶いてお砂糖を加えて作るタイプと米麹に水を加えて発酵させて作るタイプがあります。
神社のお祭りとかでふるまってくれる甘酒は、酒粕を溶かして作るものが多いですが、アルコールが少し含まれるので、車の運転前とか子供に飲ませるのには向いていません。
カラダはとても温まるので、冬の飲み物としては酒粕で作る甘酒は適していますが、お砂糖をたっぷり加えるので、甘さが苦手にはちょっと・・という人もいます。
もう一つの米麹で作る甘酒は、アルコール分は全く含まれません。
それに米麹を発酵させると糖化が進むので、お砂糖を全く加えなくても甘さが出るのです。
後から加える甘さではないので、自然の甘味ですし、お腹の中の善玉菌のエサになるオリゴ糖も多く含むので、腸活にもおすすめなのです。
米麹で作る甘酒のパワーとは
米麹を発酵させると、オリゴ糖などの血糖値を上げにくい糖と、炭水化物が分解されてアミノ酸が生まれるので、米麹から作る甘酒は脳から筋肉、腸にまで働く栄養食品です。
その効果は、真夏の暑さを乗り切る栄養食として重宝されてきました。
だから甘酒は俳句や短歌などので季節を表現する時の季語に使われる時には、夏の季語になっているのです。
酒粕で作る甘酒が冬の冷えたカラダを温めるのに適している反面、米麹で作る甘酒は夏の体力
維持のために役立てるスタミナ食品だったわけです。
それが「飲む美容液」とか「飲む点滴」と呼ばれる由来なのです。
とにかく甘酒を飲むようになると、驚くほどお腹の調子が良くなります。
その効果は慢性的な便秘の人なら数日で実感できると思います。
腸内環境を整えるためにも甘酒はとても活躍してくれるはずですよ。
甘酒の簡単な作り方
米麹さえあれば、自宅で簡単に甘酒は作れます。
料理が苦手な人だって、適当に作っても失敗はしません!
ずぼらな私が色々試した結果、一番簡単な方法をご紹介します。
2、カップ2~3杯分の水を50~60度くらいのお湯に温めます。
3、お湯を米麹にかけてダマができないように軽くかき混ぜます。
4、炊飯ジャーの保温スイッチを入れます。
5、フタを閉めずに布巾をかけてホコリの侵入を防ぎます。
6、2時間に1度くらいかき混ぜます。
7、4時間以上保温状態にすれば完成です。
これで甘酒の出来上がりです。
保温する時間を調整すれば、糖化を進めて甘さを強くすることもできます。
加えるお湯の量を調整すればサラサラタイプにもドロドロタイプにも自由自在にアレンジできます。
お湯の温度が70度以上になると、発酵が上手くいきません。
麹菌が死んでしまいます。
保温機能を使えばぬるま湯から始めてもちゃんと発酵しますので、お湯の温度が高くなり過ぎないことだけ気をつけましょう。
炊飯ジャーの保温機能を長時間使うので、電気代がもったいないと感じる方は、保温ポットを使う方法もあります。
お水と米麹を混ぜて70度に温めて、保温ポットに入れてそのまま8~10時間放置しても作れます。
ポットの保温機能の差があるので、保温力が弱いものが、お湯を入れて予めポット内部の温度を上げておくと良いでしょう。
毛布などで包んでおくと温度が下がりにくくなるので、上手くできると思います。
炊飯器の保温機能を使う方法が一番簡単だと思いますので、まずは水加減や発酵時間を把握するまでは炊飯器を活用する作り方から始めてみると良いでしょう。
米麹の種類で味が変わる
米麹はスーパーなどでも売っています。
乾燥させている米麹は発酵の時間が少し長くなりますが、保存期間が長いのがメリットです。
半生の米麹は早く使い切らないといけません。
冷凍保存すれば3か月くらいは日持ちしますが、せっかく半生を使うのなら早めに使い切れる量を買った方が美味しい甘酒が作れると思います。
米麹の種類によって甘さや味わいが多少違うのは、米の種類と麹菌のつき方の違いです。
色んな米麹を試しながら好みのものを見つけられるといいですね。
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