猫は九つの命を持っているという言葉があります。
猫の生命力の強さを表しているのだと思います。
ですが、それは人間の単なる思い込みです。
猫と一緒に生活していると、小さな命の繊細さを感じます。
うちの猫たちは、命にかかわるような病気はしていませんが、長引く鼻炎や外科手術が必要な腫瘍が皮膚にできたりして、動物病院のお世話になることも度々あるのです。
今はインターネットという便利なものがあるので、心配なことはすぐに調べられますが、日ごろから猫の健康管理に必要な知識に触れておきたいものです。
猫飼いさんのために、猫の健康本も出版されています。
猫の家庭の医学として、手元に置きたい一冊を探してみましょう。
猫のための家庭の医学
動物病院を営み、猫飼いさんたちの信頼を集めた獣医師による猫の健康本です。
専門の医学書というよりも、猫と初めて暮らす方のための基本の健康知識が詰まっています。
イラストや写真によってわかりやすく説明されているので、猫を飼い始めたばかりの方の不安を軽くするために役立つと思います。
家ねこ大全285
ツイッターでもおなじみの藤井動物病院の院長の著書です。
多くの猫飼いさんの小さな不安のために役立る情報が満載です。
ツイッターでは、猫をよく観察しないと見逃すような細かなサインなどの注意喚起が話題になっています。
どんな名医も飼い主の観察に勝るものはないという意識を高めてくれます。
病気に関することだけじゃなく、食事のこと、習性のこと、猫との付き合い方などが丁寧に書かれています。
ベテランでも満足できる内容となっています。
うちの猫と25年いっしょに暮らせる本
獣医師、獣医鍼灸師としての経験を持っている方の著書です。
病気になったときのための医学本ではなく、病気にかからせないような体つくりのために必要なケアが書かれています。
自然治癒力を高めることで、天寿を全うできるためにか飼い主ができることが詰まっている内容です。
できるだけ病院通いはしたくないし、させたくないのは飼い主も猫も同じ気持ちのはず。
病気にならないためには、どんなことが必要なのか考えるための一冊です。
猫の腎臓病がわかる本
シニア猫は腎臓病になりやすいのですが、予防法が確立されていないので、愛猫家を悩まさせます。
猫の高齢化に伴い、腎臓病のことを飼い主が正しく理解することはとても重要でしょう。
この本には、猫の腎臓の病気の基礎知識から、腎臓病の猫のケア方法まで詳しく書かれています。
いつか腎臓病のリスクが高まる年齢になる日が来ますから、早めの知識として備えておきたいですね。
腎臓病向けのフードの選び方など、飼い主の不安に寄り添った丁寧な内容になっています。
猫とさいごの日まで幸せに暮らす本
この本は、猫の健康のためと飼い主の心のケアのための本です。
病気になってしまった猫、高齢になって寿命が短くなっていく猫と暮らすのは人間にもツラいことです。
ですが、人間よりも寿命が短い猫と暮らすと決めた人は、その日を覚悟して、最後まで責任をもって見守るべきです。
猫と家族になる決心をした方は、ぜひ読んでほしい一冊です。
私は泣きながら読みましたが、その日が来るまで、全力で我が家の猫たちに愛情を注ぐ気持ちがさらに強くなりました。
まとめ
今回ご紹介した猫の本は、猫の健康管理のために役立つものです。
猫飼いさんは、猫の健康を守る責任がありますよね。
命を守る責任の重大さを実感できると思います。
「もっと早く気が付いてあげられれば・・」と後悔してからでは遅いので、ぜひ手元に置いておきましょう。
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