猫飼いさんは、愛猫がご飯を食べている時の顔を見ているのは幸せを感じる瞬間ではないでしょうか。
私は食べ終わるまでジーっと見てしまうこともあります。
でも、うちの猫が我が家にやってきたばかりのころ、ご飯を食べる時に涙を流すことが続いて、何だか心配になりました。
オイシイご飯を食べて、幸せを感じて泣いているわけじゃなさそう・・。
そこで私がとった対策をまとめています。
動物病院での診断
うちの猫は生後2か月半で我が家に来ました。
保護猫ボランティアさんのお宅で生まれたので、外には出ていないし、感染症もありませんでした。
生後3ヶ月になるころにワクチンを接種しに行った時も、健康状態に問題はなかったので安心していたのですが、1つ気になったのがご飯を食べる時の涙でした。
そこで医師に相談してみると、頭をかしげて考えていました。
「ごはん食べる時以外は涙は出ないの?」と聞かれたので、「そうです」と答えると、医師はあくまでも推測の範囲だけれど・・と前置きして鼻炎かも知れないと言われました。
たしかにうちの子はくしゃみよくするな・・と思っていたのですが、それにしてもなぜご飯の時だけなのか理解できませんでした。
医師がさらに説明を続けます。
「ごはんを食べる時に顔が下に向くので、鼻と眼を繋ぐ器官が塞いでしまい、涙が出るのかも知れない」ということでした。
もしも鼻炎がひどくて涙が出るのなら、ご飯の時だけじゃないはずなので、その姿勢が関係しているのではないかということだったのです。
そこで頭が下がり過ぎない食器を使うことにしました。
高さのある食器によるメリット
うちの猫は高さのある食器に変えてから、ご飯を食べる時に涙を流さなくなりました。
子猫なのであまり高さがあると食べにくいのではないかと心配しましたが、全然問題なく成猫用の食器でも食べていました。
しかし、探してみると、猫用も犬用も高さのある食器が沢山見つかりました。
床と同じ高さの器でご飯を食べるのは、首が下がります。
それが背骨と首の骨に負担をかけるので、自然な高さで食べられる方が負担が少ないのだそうです。
それに、食べ物が下から上に押し上げるのは無理があるので、逆流しやすいので、嘔吐しやすい猫には特に高さのある食器がおすすめなんですって。
ご飯の度に流れる涙も止まり、食べやすそうな様子を見てホッとしました。
食べやすさを工夫した食器
猫がご飯を食べる時、器の隅にフードが逃げてしまい、最後までキレイに食べられないことってありませんか?
うちの子がドンクサいのかも知れませんが(^-^;
ドライフードはキレイに食べられるのですが、ウェットフードは端っこに残すことが多くて勿体ないな・・と思っていました。
それで、角度がついていて、フードが端っこに逃げにくい食器に変えてみると、最後までキレイに食べられることが多くなりました。
お水を飲む時も同じです。
頭が下がった状態で飲むよりも、少し高さがある方がラクに飲めるはずです。
シニア猫さんにも良いと思います。
食べることは生き物にとって欠かせないことですし、幸せを感じられる時間なので、快適に食べられるように環境を整えてあげることも大切ですよね。
涙目が治らない子
ご飯を食べるときだめ片方の眼から涙が出る問題は、食器を高くしたことで改善できました。
ですが、この方法はうちの猫には効果があっただけで、他の原因だった場合は変化は期待できないと思います。
うちには生後2ヵ月ちょっとで保護されたもう1頭の猫がいます。
その子は保護された時から左目がショボショボと涙目でした。
ご飯を食べる時だけじゃないので、猫風邪が原因であろうと診断を受けました。
保護直後からお薬を飲ませて、点眼も続けましたが結局は完全には治りませんでした。
ボロボロと流れるほどではなく、目ヤニでドロドロになることもないので、こまめにふき取って涙ヤケしないように気を付けています。
まとめ
猫風邪に感染したことがあると、季節の変わり目にひどくなることがあります。
悪化させないためには、早めに動物病院を受診することが大切ですが、日ごろから鼻や目の状態を観察していないと些細な変化に気が付けません。
涙目は比較的わかりやすいので、いつもとは違う様子に気が付いたら、早めに対応してあげましょうね。
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