猫がフードの吐き戻しをするのは珍しくないのですが、連続で吐いたり、毎日のように吐いたりするのは心配ですよね。
吐いた後に食欲がなくなるのも心配です。
うちの3歳の猫は、早食いのため吐き戻しはよくありますが、ちょっと頻度が高くなりました。
原因は胃腸炎の可能性が濃厚であり、毛玉を吐く回数が多いことから、毛玉対策サプリと胃腸を整えるお薬で対策を始めました。
ところが、サプリの相性が悪かったせいか、さらに吐く回数が多くなってしまったためサプリは中止!
胃腸を整えるお薬で様子を見ています。
フードを変えるのはリスクがあると思いましたが、消化に良いフードを与えたいと思ってロイヤルカナンの消化器サポートを試しています。
落ち着いてきたので、しばらく続けてみるつもりですが、お腹の弱い猫ちゃんでも合わないかも知れないので、経過観察は必要ですね。
ロイヤルカナン消化器サポートについて、ご紹介します。
毛玉対策サプリとは
嘔吐の回数が増えた原因として、毛玉が上手く排出できていない可能性を考えて、まず毛玉対策サプリを始めました。
動物病院でおすすめされたのが、ラキサトーンというサプリです。
このサプリの原料は白色ワセリン、流動パラフィン、ペプトン鉄です。
うんちが少し柔らかくなり、毛玉をスムーズに排出しやすくするためのもの。
ところが、うちの子はこのサプリが合わなかったみたいで、連続して吐きました。
お腹がゆるくなり、食欲もなくしたため、サプリをストップしました。
一度食べさせただけでも、うんちがゆるくなったので、毛玉で便秘しやすい子にはきっと良いサプリなのでしょうが、相性が悪かったので断念です。
ロイヤルカナン消化器サポート
ロイヤルカナンには、療養食の種類が豊富にあるため、お腹が弱い猫のためのフードにも困りません。
急に吐き戻す回数が増えた原因は、一時的な胃腸の炎症だったとしても、同じことを頻繁に繰り返すようになると心配なので、消化器サポートのフードを試してみました。
ロイヤルカナン消化器サポートには、2つの種類があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
消化器サポート
ロイヤルカナン消化器サポート(療養食)の特徴は、消化性の高い原料を使用している点です。
たんぱく質、炭水化物のほかにも、腸内環境を整えるためのフラクトオリゴ糖を配合しています。
また、お腹の弱い子は、食も細いことが多いことから、少量でもしっかり栄養が摂取できるようになっています。
軟便や下痢をしやすい子向けの療養食となっています。
消化器サポート(可溶性繊維入り)
ロイヤルカナン消化器サポート(可溶性食物繊維入り)は、便秘しやすい子のための療養食です。
腸の働きが弱くなって、排便困難になりがちな子に向けて開発されたものです。
毛玉を吐きやすいうちのオス猫には、こちらをまず与えました。
粒が比較的大きめなので、丸のみ早食いしにくいため、ちゃんと噛んで食べるようになりました。
もともと便秘気味だったわけではないですが、このフードを食べるようになってから便の量が増えました。
食後の吐き戻しや毛玉を吐く回数は激減し、与え始め10日間で1度だけ吐きました。(これはおやつのあとでした)
味も気に入ったみたいなので、お腹の弱い子には続けてみようと思っています。
価格の比較
ロイヤルカナンの療養食は、動物病院でも購入できますが取り扱っている店舗も多いため、わざわざ病院に行かなくても買えます。
店舗で販売されている価格は、500g入りで1900~2100円ほどです。
大容量であれば、もう少し割安ですが、開封後はできるだけ早く消費しないと酸化しますから、多頭飼育じゃないのなら500gを購入した方が良いでしょうね。
楽天やamazonなどのネット通販では、500g入りが1300~1500円ほどで販売されているショップもあります。
ただ、送料を含めると店頭とあまり差はありません。
送料無料のショップで安く購入すれば、1袋500円くらいの差が出ることもあるため、比較してみると良いと思います。
ロイヤルカナンセンシブル
同じロイヤルカナンでも、療養食ではなく、胃腸の敏感な猫のための総合栄養食がセンシブルです。
高い消化性、腸内環境改善成分、高い栄養設計と、療養食の消化器サポートフードとあまり変わらないような特徴です。
療養食を続けるほどの状態でなければ、センシブルを試してみるのも良いですよね。
残念ながら、我が家のセンシブルはお口に合わなかったらしく、ほとんど食べてくれませんでしたが、試してみてから考えても良いのではないでしょうか。
お値段は療養食の消化器サポートフードの半額以下ですから、試しやすいと思います。
まとめ
人間と同じく、食べ物や生活リズム、ストレスなどで胃腸の調子を崩す猫も多いのです。
単なる吐き戻しだと思って油断せずに、何度か吐くことが続いた時は、トイレのチェックも忘れずにしてあげましょう。
食欲が落ちているようであれば、何か問題が起こっているかも知れません。
まずは動物病院へ行くことと、胃腸に負担をかけないフードを考えてあげてくださいね。