猫の慢性鼻炎はしつこい!薬が効かない・飲めないときには?

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猫の鼻炎は子猫のときに感染した猫風邪が原因だと言われます。

猫風邪のウイルスが免疫力が落ちたときに活発になり、鼻炎の症状を引き起こすのですよね。

それだけじゃありません。

猫の鼻腔のなかの構造は人間よりも複雑にできているので、細菌による鼻炎が起こると、なかなか治療しても効果が届かないので治りにくいというのもあるわけです。

このブログでも、何度も猫の鼻炎について書いてきました。

愛猫が子猫のころから鼻炎がスッキリせず、色んなことをやってきました。

もちろん動物病院へも行きましたが、いい治療法は見つからないまま。

希望は成長して体力がつけば免疫力もアップして、自然に鼻炎の原因を抑えられるのではないかということでした。

しかし、4歳を過ぎても鼻炎が軽くなることはありません。

薬を飲んでもダメ、そもそも薬が鼻炎の原因に合っていなければ意味がありません。

今回は、本気で猫の慢性鼻炎と向き合うために新たに始めたことをご紹介します。

ネブライザー治療

このたび、うちの猫は鼻水を採取して培養検査を受けました。

その結果、内服薬だけで治るかどうかわからないと言われるほど強力な細菌が採取されました。

今までほとんど抗生物質での治療を行えなかったのにもかかわらず、すでに3種類ほどの抗生物質に耐性ができていて、効かないという結果に。

今まで抗生物質入りの点鼻薬を使ったことはあったけれど、もしかしたらそれが耐性化させてしまったのかも知れません。

悪化すると副鼻腔炎(蓄膿症)になってしまうリスクの高い細菌ということで、抗生物質の注射を打ちました。

ですが、ずっと注射を打ち続けるわけにはいきません。

そこで前々から検討していたネブライザーの治療を始めることにしました。

ネブライザーとは、生理食塩水と薬液を霧状にして吸入させ、呼吸器粘膜に薬剤を届ける方法です。

内服薬で副反応が出てしまううちの猫には、まさにピッタリ!

しかも少量で効果が期待できます。

自宅でも可能な方法

ネブライザーによる治療は、鼻炎だけじゃなく気管支炎や喘息のある動物に効果が期待できます。

動物病院で行うのが一般的ですが、頻度と時間と費用と動物たちのストレスを考えると、長期で続けられないという悩みもあるのだ。

でも、ネブライザーと薬剤があれば、自宅でも治療は可能なのです。

保護猫の里親になると、子猫のときに猫風邪の治療を経験することも多いのですが、やはり鼻炎がスッキリしない悩みを持つ人が多いため自宅でネブライザー治療をしているという情報を沢山いただきます。

ネブライザーには、コンプレッサー式と超音波式の2つのタイプがあります。

コンプレッサー式の方が価格は安いのですが、霧状になるまでの時間が長いので猫を酸素室に閉じ込める時間が長くなってしまいます。

それがストレスになると困るので、お値段は高くても超音波式をすすめる声が圧倒的に多かったですね。

動物病院でも使っているタイプのネブライザーがネット通販で購入できます。

うちが購入したのは、コンフォートオアシスです。

かかりつけの動物病院の主治医も太鼓判を押してくれました。

説明書をよく読めば使い方はさほど難しくありません。

医療機器なので使用後の消毒方法などのお手入れは、慣れるまで少し大変かも知れません。

慣れてしまえば簡単です。

うちでは哺乳瓶の消毒液を使っています。

つけ置きしてすすいで自然乾燥させるだけなので、手間はかかりません。

酸素室は代用できる

人間がネブライザー治療するときは、鼻や口にあてて行いますが、動物の場合はなかなかじっとしててくれないので難しいですよね。

とくに猫はじっとしているのは無理。

そこで必要なのが、酸素室です。

高濃度酸素を使用する場合の酸素室はネブライザー治療でも使えます。

このような折り畳み可能な酸素室があると便利ですね。

ただ、猫が暴れると大丈夫かなぁ・・とちょっと心配になりました。

動物病院の医師は、ホームセンターで売っているプラスチック製の衣装ケースに小さく穴を開ければ代用できるので、それで十分だと言います。

それならコストも抑えられると思ったので、うちでは衣装ケースを簡易酸素室にしました。

あまり大きすぎないサイズで、高さがあるものがおすすめです。

薬剤のミストが素早く充満するためには、大きすぎるものは向いていませんので、ペットの体格を考えて選びましょう。

まとめ

うちは動物病院で3種類の薬と生理食塩水を処方してもらいました。

1回の治療にかかる費用は500円程度になります。

ネブライザー治療を病院で受ける場合は1回3000円くらいするので、ネブライザーを購入する費用を考えてもやはり積み重なると大きな出費ですね。

ペット保険に入っているとしても、通院も大変です。

まだ初めて間もないのですが、すでに効果を感じています。

粘り気のあった鼻水がサラサラになってきて、鼻の奥のズーズーした音も小さくなっています。

こんなに効果があるのなら、もっと早くやってあげれば良かったと反省している飼い主です。

もし猫の慢性鼻炎にお困りでしたら、ぜひネブライザー治療についてかかりつけの動物病院で相談してみてください。

良いアドバイスと薬剤の処方に理解のある病院であれば、きっと上手くいくと思いますよ。

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