猫は吐き戻しをしやすいというのは、愛猫家ならわかっているのですが、単なるフードの吐き戻しとか、毛玉の排出のための嘔吐だとしても、それが続くの胃壁や食道の粘膜が荒れてしまい、炎症を起こしてしまいます。
胃腸炎になると、単なる吐き戻しではなく、嘔吐、食欲不振、下痢になってしまうこともあります。
しんどいのよ
猫だって
気持ち悪いのも
お腹痛いのもイヤだ
猫風邪の治療のために抗生剤を服用したことで、胃腸障害を起こして胃腸炎を引き起こすこともよくあります。
抗生剤を処方されたときは、整腸剤も一緒に出されることもありますが、そもそも薬を飲むのが苦手な猫の場合は、抗生剤を飲ませるだけで精いっぱいってこともありますよね・・・。
我が家は2匹の猫が猫風邪から代わる代わる胃腸炎になってた大変でした。
その経験から、吐き戻しが続くときや、お腹の調子が悪そうなときに慌てないために、常備しておきたいものをピックアップしました。
宇津こども整腸薬
宇津救命丸株式会社から発売されている小児用の整腸薬を、下痢や便秘のときにウェットフードやペーストのおやつに混ぜて与えています。
以前は新ビオフェルミンの顆粒タイプを与えることもありましたが、顆粒タイプはなかなか手に入らないし、錠剤を潰して与えるのも手間がかかります。
宇津こども整腸薬は、とても細かいパウダー状なので、フードに混ぜやすいので簡単なのです。
糖化菌、乳酸菌、酪酸菌の3つの善玉菌が入っています。
与えやすいこと、嫌がらないこと、どこでも手に入るので、常備するようにしています。
小さなスプーンが付いていますので、1回にスプーン半分をフードに混ぜても全然バレずに食べてくれます。
ボミットバスター錠
胃腸炎を起こたときには、胃酸を抑えるファモチジン(ガスター)を処方されることが多いですが、その前に嘔吐、食欲不振が見られたときのために愛犬家や愛猫家が常備しているのがボミットバスター錠です。
うちには、頻繁にフードの吐き戻しをする猫がいます。
すぐにケロっとした様子で食欲もあるのなら、あまり心配はしません。
しかし、吐き戻しが数日続くときは、胃腸炎を起こすことがあります。
吐き戻しではなく、食後数十分から数時間経ってからの嘔吐が見られたときは早めの対策として常備しています。
ビオイムバスター錠
ビオイムバスター錠は、消化をサポートするための消化酵素パンクレアチンと有胞子乳酸菌が配合された動物用の整腸薬です。
ボミットバスター錠は、嘔吐のある消化器の炎症向けなのに対して、ビオイムバスター錠は食欲不振や下痢向けです。
消化不良による下痢や食欲不振のときのために常備してます。
まとめ
猫の体調不良は、まずは動物病院を受診することが大切です。
ただ、環境によっては簡単に連れて行けないこともあるでしょうから、何度か胃腸障害などを経験しているのであれば、早めの対策として常備しておくと安心ですね。
動物病院は費用が高いから・・という理由だけで受診を避けるのは危険なので、安易に市販薬を選ぶことはおすすめしません。
ペット保険に加入していれば、お薬代も保険対象になるので、費用のことが気になるのならぜひペット保険に加入しましょう。
市販の薬の方が安いとしても、ペット保険の対象にはならないので、その点もよく理解してあくまでも備えとして考えるようにしてくださいね。