室内だけで生活している猫は、外で暮らしている猫と比べて爪とぎが甘いと言われます。アスファルトの上を歩きませんし、かたい樹木でバリバリと爪を研ぐこともないからです。
家の中に何か所も爪とぎを置いているけれど、それでも爪が伸びると危険なんですよね。
でも、素直に爪切りさせてくれる猫って少数派ですよ。
・・・。怖いんだから嫌がるのはしょうがない。
猫にも人間にもストレスになる爪切りですが、上手く爪切りできるようになる方法はないものか、色々探してみました。
爪切りしないとどうなる?
猫の爪なんて切ったことないよ・・。という人もいます。
私が子供のころに実家で飼っていた猫は爪切りなんて一度もしたことがありません。
基本的には外に出る猫は爪切りしなくても問題ないそうですね。
かたいアスファルトの上を歩くし、爪とぎをするのも硬い樹木だったりします。
それに外に出て爪が尖っていないと、逆に高いところに登れなくてケガしたりする危険もあるので、完全室内飼育の猫じゃないなら、無理に爪切りをすることはないのです。
室内で生活している猫でも、若くて活動的で、爪とぎも頻繁にしているのであれば爪が伸び過ぎることはありません。
猫の爪は外側の殻が剥がれるようにして代謝するので、爪とぎすれば自然に長さがキープできるからです。
部屋の床やカーペットには、猫の爪の剥がれたものが見つかります。
長さは爪とぎできていれば調整できるのですが、先が尖り過ぎていると布製品に爪が引っかかってしまい、爪が折れたりしてケガすることも考えられます。
人間と遊んでいる時、猫同士でじゃれ合っている時に爪で傷ついてしまうこともあります。
このようなリスクを避けるためにも、猫の爪切りは必要です。
外に出かける猫でも、老猫になって十分に爪とぎしなくなると、爪が伸びてしまい肉球に刺さってしまうこともあります。
若い猫もシニア猫も、爪きりは大切なケアの一つなんですね。
爪切りを嫌がらない猫になるには?
猫が肉球を触られるのを嫌がります。
猫の爪は肉球を軽く押さないと出てこないので、基本的にどの猫も爪切りは好きなじゃないと思った方が良いでしょう。
それでも大人しく爪切りさせる猫もいます。
なぜ大人しく爪切りさせてくれる猫と大暴れして抵抗する猫がいるのでしょうか。
性格だから・・と言ってしまえばそれまでです。
爪切りする人が上手いという理由もあるでしょうが、嫌がる猫は扱いに慣れたトリマーさんでも大暴れします。
動物病院で獣医師に爪切りを嫌がらない猫にするためのコツを聞いてみると、
「日ごろからやさしく肉球を触って慣れさせると嫌がらない」
「寝ている間に切ればいい」
「首をつまんで大人しくさせれば切れる」
このようなアドバイスをいただきました。
うちの猫さんは・・全てダメでした。
生後2か月の頃から爪切りをしてきましたし、肉球を触りながら寝られるくらい慣らしてきました。
それでも生後5か月を過ぎるくらいから爪切りする度に大暴れするようになり、噛みつかれて流血しながら切っていました。
うちの猫だけじゃなく、やっぱり嫌がる猫は多いみたいです。
暴れっぷりは個体差があるでしょうが(;’∀’)
洗濯ネットを使う方法
暴れる猫を押さえつけて爪切りするのはかわいそうだし、猫との信頼関係を壊すので避けたいですよね。
猫の保護活動をしている人や、多頭飼育している人に聞いてみると、圧倒的に多いのが洗濯ネットを使っていました。
洗濯ネットは病院を受診する時に使うことはあっても、爪切りに使ったことはないので、我が家の猫さんに試してみました。
洗濯ネットに入れるとたしかに静かになるけど、丸まってしまい爪を出せないので、一人では無理でした。
二人がかりなら、洗濯ネットに入れるとそんなに暴れませんでしたが、丸まってしまうと脚がつかめないので簡単ではありません。
普通の洗濯ネットでも大人しくさせるためなら100円ショップのでも問題ないのですが、爪切りに使う場合は白いネットは爪が見難いので、猫壱さんのおちつくネットが便利ですね。
洗濯ネットですっかり借りてきた猫状態になるのなら、使えると思いますよ。
どうしてもダメなら?
爪切りできたらご褒美におやつをあげたりして、とにかくあの手この手でやってみても、全ての爪を切りそろえるのは無理だった時には、動物病院で切ってもらいます。
うちの猫さんのかかりつけの病院はいつも混んでいるので、爪切りだけで行くのはためらってしまうのですが、定期的に病院に連れて行くと心配なことも相談できるのでどうしても切れない時は受診しても良いと思います。
ちなみに病院によって料金は違います。
うちのかかりつけの病院は、予防接種などと同時なら無料です。
爪切りだけなら500円です。
爪切り便利アイテム
愛猫家の友人と話している時に、猫用のハーネスを使うと爪切りしても暴れなくなると聞きました。
肩回りの動きを制限すると、猫は動かなくなる習性があるそうです。
少し小さめのサイズのハーネスを使うと爪切りように適しているらしいのですが、猫用ハーネスを探している時にもっと良いものを見つけてしまいました。
キャットバッグという猫の保護袋です。
この袋に入れれば暴れることもなく、爪切りもスムーズにできるんですって。
病院に連れて行く時にも使えるし、サイズも幅広く対応するように調整できるのが便利です。
避妊手術後に着ていた術後服も爪切りに使えるそうですが、術後服はカラダにピッタリなサイズじゃないとダメなので、すぐに使えなくなってしまいます。
キャットバッグなんて便利なものがあるなんて、もっと早く知りたかった!
病院で使う保護袋もあるそうですが、医療機関用は高いし、簡単に手に入りませんが、市販のもので安価で買えるものを見つけられて良かったです(=^・^=)
まとめ
猫にも人にもストレスになる爪切りを、いかにストレスのないお手入れにできるのか。
これは室内飼育には不可欠なテーマです。
爪切りが上手くできなくてお困りの方は、猫の性格などと相談しながら色々と試してみましょう。
コメント