猫は吐きやすい動物ですが、滅多に吐かない子もいます。
うちの猫たちも、1年に2、3回しか吐かない子もいれば、1週間に1回くらいの頻度で吐く子もいます。
人間にも、胃腸が丈夫な体質や、弱い体質の人もいますから、一概には言えません。
吐き戻しを頻繁にする子は、フードが合わないことも原因の1つのなりますし、食べ方の問題もあります。
原因も色々あるため、完全に吐き戻しをなくすのは無理だと思っています。
ただ、見てないところで吐いてしまうと、後から掃除も大変です。
夏になると害虫が増える原因になるので、できる限り吐き戻しを軽減したいと考えるのは、愛猫家の皆さんに共通することではないでしょうか。
そういう方が多いからでしょう。
吐き戻しを軽減するためのキャットフードが発売されました。
テレビコマーシャルでも見た方もいると思います。
うちでは決まったドライフードを続けていたので、試そうか迷いました。
でも、フードを変えて吐き戻しが防げるのなら、続けてみるのも良いと思って試してみることにしました。
オールウェルキャットドライについて興味のある方は、チェックしてみてください。
吐き戻し軽減フードの技術
オールウェルキャットドライフードが、なぜ吐き戻し軽減につながるか、その点をまずチェックしてみました。
オールウェルには、世界初の食物繊維配合技術によって、ドライフードが素早くほぐれるように作られています。
製品の説明欄には、
Ph2.5の液体に10分間浸した時に、60%の粒が2.5kgwになる。
と書かれています。
主要なキャットフードのブランドと比較した結果によって、吐き戻し軽減に役立つというテストをしたわけです。
オールウェルのように、吐き戻し軽減に特化したドライフードは、とても珍しいので、気になった方も多いと思います。
猫が吐き戻しする原因
猫が病気でもないのに吐き戻しをするのは、一種の生理現象でもあります。
よくあるのが、体毛を飲み込んでしまうので、それを吐き出すことです。
春から夏の換毛期になると、普段はあまり吐かない子でも、吐きやすいのは毛玉が原因のことが多いです。
他には、お腹の中が空っぽになってしまい、胃酸や胆汁が逆流して吐いてしまうことです。
透明の液体、黄色の液体、白い泡の混ざった液体などだけを吐くのは、空腹の時間が長すぎることが原因なので、食事の間隔を短くすることで防げることがあります。
そして、食べ方が原因で吐き戻すのもよくあることです。
うちでも、頻繁に吐き戻す子は食べ方がガツガツして早食いです。
ドライフードをたくさん口に入れて、ほとんど噛まずに飲み込んでいます。
そして、数分後にそのまま吐き戻すことがよくあります。
このような食べ方をする猫は、胃の中までフードが入る前の食道に溜まるので、吐き戻ししやすいそうです。
オールウェルのドライフードは、とても粒が小さい上に、水分を含むと素早くほぐれるので、吐き戻しを軽減する効果が期待できるわけです。
オールウェルのラインナップ
オールウェルのドライフードには、年齢や目的に応じたラインナップが揃っています。
・成猫用 フィッシュ味、チキン味、フィッシュ味贅沢素材
・高齢猫 10歳以上、15歳以上、20歳以上(すべてフィッシュ味)
・不妊、去勢猫 フィッシュ味
・肥満対策 フィッシュ味
オールウェルを試してみた結果
食後に吐き戻すことが度々ある子に、オールウェル室内猫用フィッシュ味を与えてみました。
普段はキチン味やダッグ味など、お肉系のドライフードばかりなので、フィッシュ味は新鮮に感じたのか、食いつきは上々でした。
粒が小さいので、やはり噛まずに飲み込んでいる様子・・。
30gほどお皿に出してみたら、ものの数分で完食しました。
まだ物足らない様子でしたが、まずは少し様子を見てみましたが吐き戻す様子はありません。
毎食後に吐き戻すわけじゃないので、1度ではわかりません。
しばらく続けてみることにして、翌日の朝にも与えてみると、味が気に入ったのかガツガツと平らげました。
原料を見る限り、嗜好を高めるための添加物は含まれていないようですから、味の工夫もかなりレベルは高いのでしょう。
ただ、ガツガツと早食いするうちの猫は、2回目でいきなり吐き戻してしまいました。
空腹状態で急いで食べるのが原因だと思ったので、その日の夜はお皿に少しフードを出しておきました。
明け方にそれを食べることで、空腹になり過ぎるのを防ぐことができるからです。
そのおかげで、オールウェルに変えてから10日間経ちますが、吐き戻しはしていません。
確実に減るかどうかは、吐き戻しの原因によって違いますが、食後に吐き戻すことが多い子には、試してみても良いのではないでしょうか。
オールウェル キャット ドライ 室内猫 フィッシュ 吐き戻し軽減(1.6kg)【オールウェル(AllWell)】[爽快ペットストア]
オールウェルのスペック
オールウェルのドライフードは、グレインフリーではありません。
穀類は、トウモロコシ、パン粉、コーングルテンミールが使われています。
うちの猫たちは、アレルギー体質ではないのですが、猫は穀物類を消化する酵素が少ないと聞いたので、グルテンフリーのフードをメインに与えていました。
オールウェルに変えることで、吐き戻しが軽減されたとしても、消化不良によって消化器系に負担をかけてしまうのは困ります。
下痢や便秘など、他のことで問題が出ないかどうか、しばらくは観察する必要を感じています。
うちの子は、朝の食後に吐き戻すことが多いので、朝と夜でフードを変えて続けようかと考えています。
まとめ
日本のペット業界は、動物の健康よりも利益重視と言われています。
変わりつつあると思いますが、まだ欧米諸国と比べればペットフード後進国なのですよね。
そのため、猫の健康を考えて国産フードを避けている方も多いと思います。
うちもそうでしたが、手に入りにくいフードは困ります。
また、品質が良くても猫の好みに合わないものも沢山あります。
大切なことは、猫が食事のたびにストレスを感じないようにしてあげることだと思うのです。
吐き戻しを軽減してあげたいと考える飼い主さんの気持ちに応えるフードかどうか、試してみてはいかがでしょう。
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