うちの猫の女の子が1歳4か月の時に生後3ヵ月弱の仔猫の男の子と同居することになりました。
先住の女の子猫は、保護された母猫から生まれた子で、うちに里子としてきました。
新入りの男の子は、近くで保護活動している人の家の周りで生まれて、保護されて1週間ちょっとでうちが引き取ることになりました。
先住の女の子猫は人間大好きの甘えん坊で、かまってちゃん!
猫の仲間がいれば、楽しく遊べるだろうと思って、仔猫を迎え入れることにしたのです。
威嚇こそしなかったものの、やはり警戒心は消えず、仔猫がきてから2ヵ月過ぎても、家の中でリラックスできない状態が続いています。
仔猫の方は新しい環境にすぐに慣れて、縦横無尽に家の中を走り回っています。
時間をかければ、徐々に慣れて仲良くなるだろう・・・。
そう思っていた頃に、また先住猫の警戒心が倍増することになってしまいました。
新入り猫君のエリザベスカラー姿にビビる!
我が家に迎えて3ヵ月近くになる頃、新入りの男の子猫の去勢手術を受けました。
生後半年くらいで去勢手術しないと、家の中でスプレー(マーキング行為)をしてしまう可能性があるからです。
とくに多頭飼育では、スプレーしやすいので、半年くらいがベストだと思って受けさせました。
先住の女の子猫も、新入り猫と同じ部屋の中で眠れるくらいまでは慣れてきた頃でした。
ところが、手術を終えた翌日に病院から帰ってきた男の子猫の姿を見て、先住猫は一目散に逃げ出しました。
大きなエリザベスカラーを着けて帰ってきたからです。
彼女の避妊手術の時にも病院で着けられましたが、術後服を着せていたので帰宅後はすぐに外してあげられました。
でも、男の子の去勢手術の場合は術後服ではカバーできません。
トイレができなくなってしまうから、どうしても傷を守るためにはエリザベスカラーが必要です。
その姿に驚いてしまった先住猫は、その日はご飯も食べませんでした。
なんて繊細なんでしょう・・。
一方の新入り男の子猫は、エリザベスカラーでちゃんと歩くことができずに、フラフラとぶつかりながら家の中を動くので、その様子を隠れながら観察してはビビっているという感じです。
エリザベスカラーが外れても!
去勢手術から1週間は、エリザベスカラーで頑張るしかなかったため、ケガ防止と先住猫のビビり対策のため、1部屋で過ごしてもらいました。
それでもご飯やトイレの世話で部屋に入るたびに、私の後ろで隠れながら警戒して様子をうかがっている先住猫。
やっと1週間が経ち、抜糸も済ませてエリザベスカラーも外せたので、またもと通りになると思ったのですが、先住猫の倍増した警戒心や恐怖心はなかなか消えないのです。
家の中をパトロールばかりして、新入り君が近くに走り寄ると、ビックリして30㎝以上もジャンプします。
他にも、少しの音でビックリジャンプ。
ちょっとしたことでビックリジャンプ。
こんなことを続けているうちに、先住猫はまた体調を崩してしまい、慢性鼻炎が悪化してしまいました。
鼻炎対策を色々と施しながらも、何とか彼女の警戒心をなくしてあげることを考えて、できるだけ近くにいて見守ってあげていたのですが、落ち着きを取り戻しません。
大きな声で鳴いたり、家の中をウロウロと巡回しては、また鳴く。
そして、新入り君が家に来てから一度も見せたことのなかった威嚇行為をはじめてしたのです。
エリザベスカラー姿がそんなに怖かったのか。
なんて気の小さな女の子なんだろう。
保護活動をしながら、家に6匹の猫がいる知人に相談したところ、猫のメンタルを落ちつかせるためのハーブがあると教えてもらいました。
動物病院によっては、猫に鎮静剤みたいなものを出すこともあるようですが、それはとても抵抗を感じます。
でも、ハーブなら自然のものだから安心かも知れないと思い、調べてみることにしました。
ただ、知識がないと何を選んでいいのか難しくて、今の愛猫の状態を緩和させるにはどうしたら良いのか、すぐに答えが見つかりません。
ペット用のフラワーハーブを発見!
ハーブについて、まったく初心者の私は、同じような悩みを抱えている人の情報を探して、良い方法を見つける以外に手はないと考えて、「猫」「ペット」「ハーブ」「イライラ」などとワードで検索しまくりました。
そこで見つけたのが、東日本大震災後に恐怖心から落ち着きを失ってしまったペットに「パッチフラワーレメディレスキュー」というのが良かったという情報です。
パッチフラワーレメディとは、色々な花のハーブをブレンドしているものです。
・クレマチス(集中力)
・チェリープラム(自制心)
・ロックローズ(克服)
・スターオブベツレヘム(やすらぎ)
この5つのフラワーハーブがブレンドされているのが、パッチフラワーレメディレスキューでした。
人間用もペット用も同じものを使えるそうなので、私の更年期のイライラにも使えそうです。もともとレメディというのは、アルコール度数の高い液体なのですが、パッチフラワーレメディレスキューはグリセリンベースなので、ペットにも子供にも安心して与えられます。
そして、驚いたことに、もう何か月も私のヒザの上で丸くなって寝ることがなくなっていたのに、スヤスヤと眠ったんです。
まとめ
ハーブによる自然療法は、東洋医学の漢方にも似ています。
漢方も動物に使えるものはありそうですが、味やニオイに敏感な猫には使いにくいのですよね。
その点では、警戒心の強い猫でも嫌がらなかったのは助かります。
少しでも、彼女の心が平穏な状態になってくれるために、これからも良い方法を探そうと思いますが、パッチフラワーレメディレスキューはまるでお守りのように私の気落ちも安心させてくれました。
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