猫は腎臓の病気になりやすいのは、愛猫家の方なら知っていると思います。
5歳以上になると尿路結石になる子が増え、7歳以上になると3割ほどの猫が腎臓の病気になっていると言われています。
猫が腎臓病になりやすい原因は、1つの理由ではないですし、はっきりと原因が解明されているわけでもありません。
有効な予防法として「コレだ!」ということもないので、サプリや食事で少しでも腎臓への負担を軽減してあげることが必要です。
また、水分をしっかり摂らせることも重要だと言われています。
我が家には、ケージの中に2つ、リビングに2つ、寝室に1つ、猫部屋に1つと、計6か所の水飲み場を作っています。
2匹の猫が水をこまめに飲めるために、水の交換は大変ですが頑張っています。
それでもまだまだ水分摂取は十分とは思えないので、模索しています。
その中で始めたことがあるので、猫ちゃんの水分摂取に不安のある方は参考にしてください。
猫の健康維持のポイント
猫は水をあまり飲まない動物なので、水分補給がいかに健康維持のために重要なポイントなのか愛猫家は気になります。
水を飲ませるための工夫をしても、猫が飲みたがらないのであれば、無理に飲ませるわけにもいかず・・。
どうすればいいのか悩むのは、腎臓疾患になってからでは遅いのですが、解決策を見つけるのに苦労している猫飼いさんは沢山いると思います。
水分のための工夫をご紹介します。
食事で水分を補給する
我が家の猫たちは、ドライフードを主に食べています。
ウェットフードの総合栄養食を色々試しても、お気に召すものが見つからなくて、1日1回だけ無添加の一般食ウェットフードを食べています。
といっても、ガツガツ食べる感じじゃないので、1袋のパウチを2匹で分けてやっと間食です。
それではやっぱり水分が足らないだろうと、おやつとして与えるのはちゅーるなどのペースト状のものでした。
でも、ちゅーるを毎日与え続けるのもどうなのか・・と思っていたので、おやつではなく食事としてしっかり水分がとれる方法を考えました。
色々探して見つけたものです。
メディファス やさしく水分補給
メディファスは、猫の腎臓疾患のことを考えたフードの開発に力を入れています。
それだけ、猫の腎臓のことを気にしている方が多いということでしょうね。
メディファスやさしく水分補給は、年齢に合わせた3種類があります。
我が家はまだ若いので、1歳からのタイプを選んでいます。
猫の身体に浸透しやすい水分補給として作られたスープなので、食事からもしっかり水分を摂って欲しいので与えています。
近くのペットショップでは、扱っているところが限られているので、買いに行けない時のために買い置きしています。
健康缶 食事で上手に水分補給
シニア向けのフードなどを発売している健康缶のシリーズです。
身体の水分バランスに使いミネラルバランスで作られているので、浸透しやすいのが特徴です。
ちゅーるよりもトロトロでいかにも水分が多いのがわかります。
味が薄くて拒否られそうな予感がしてましたが、好んで食べています。
カツオ味、マグロ味、ササミ味があります。
ペーストタイプだけじゃなく、水分多めのフレークもあるので、ウェットフードを主に食べている猫ちゃんなら、フレークの方が食べやすいかも知れませんね。
水を飲みやすい環境作り
水を飲む場所を増やすことも大切ですが、猫が水を飲みたがる環境作りも大切です。
浄水機能があり、水が流れる給水器はイイですよね。
でも、うちの猫は水遊びする子がいるので、使えません。
だから何か所にも分けてウォーターボウルを置いているのですが、最近ウォーターボウルを変えました。
すると、水を飲む光景を頻繁に見るようになりました。
しかも、一度飲み始めると、飲む時間が長くなったのには驚きました。
特殊な陶器で作られていて、水が柔らかくなり、美味しくなるそうです。
(私も飲んでみましたが、まろやかになったような気もします)
サイズは3種類あります。
我が家は3パターン購入して、全て使っています。
一番大きいサイズのウォーターボウルから飲んでいることが多いみたいですが、理由はわかりません。
若くても油断できない慢性腎臓病
若い猫はそれほど腎臓病の心配はしなくてもよいと思っていても、若いうちから気を付けることが大切です。
でも、病気になる前から、腎臓病用の療養食を与えるのも違うような・・。
うちの猫は現在2歳と1歳です。
まだ腎臓病の心配をするのは早いと思いながらも、なぜこんなに色々考えてしまうのか。
その理由は友人宅の猫ちゃんが3歳になる前の健康診断で腎臓病が発覚したからです。
3歳になったら、ワクチン接種だけじゃなく健康診断を受けることを推奨する獣医師さんは多いです。
友人宅の猫ちゃんは、2回の出産をして避妊手術を終えて半年たち、健康診断を受けて発覚しました。
3歳なのに・・・と相当ショックを受けていましたが、純血種の猫ちゃんなので、ミックス猫よりも腎臓病のリスクがほんの少し高いと言われたそうです。
ただ、まだ初期の段階だったので、投薬と食事療法を並行すれば進行を遅らせて15年以上生きることも不可能ではないと言われてホッとしていました。
薬を飲ませる工夫をしたり、嫌がらずに食べてくれる療養食を探すのに苦労しながらも、数値を安定させているようです。
うちの子たちはミックスだし、まだ若いし・・と油断していた気持ちもありましたが、3歳ですでに慢性腎臓病と言われるほどになるのを知り、今すぐにでも予防できることを始めたい気持ちになったのです。
まとめ
猫の健康に関することは、考えても考えても、完璧に守り切れるわけではないので、終わりはありません。
その時その時、最善を尽くせるようにしてあげたいですね。
愛すべき猫たちのために、何か役に立てるのなら、これ以上の幸せはありませんから。
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