スーパーのお豆腐コーナーには、豆腐以外にも大豆加工製品が並びます。
油揚げや厚揚げ、おからなど。
このごろよく見かけるようになったのがおからパウダーです。
おからパウダーがダイエットに良いと話題になり、品切れで入手困難になったこともあるほどです。
おからパウダーが売れている理由
急にスーパーの店頭からおからパウダーが消えてしまった理由は、ある朝の情報番組でおからパウダーがダイエットに効果があると紹介していたからでした。
またか・・って感じですよね。
今までにもバナナ、ココナッツオイル、えごま油、アマニオイルなど、テレビで紹介されると品薄になってきました。
でも、もともとおからは豆腐を作る時の大豆の絞りカスなので、食物繊維は豊富だし、大豆の栄養も摂れるからダイエット効果って今さら感があります。
おからパウダーは、おからを乾燥させてサラサラの微粒粉にしているので、色んなものに混ぜられるから便利なのは間違いありません。
しかしそれだけでこんなに爆発的に売れるだろうか・・。
そこでおからパウダーを紹介した番組の内容を詳しくチェックしてみると、おからパウダーをすすめる理由は、痩せホルモンを増やすために大豆たんぱく質が必要だと説明していたからでした。
アディポネクチンというホルモンは、別名「痩せホルモン」と呼ばれるほど肥満を防ぐために働くホルモンとして注目されています。
このアディポネクチンを増やすために、大豆たんぱく質を摂ることが良いと紹介していたので、おからパウダーがお店から消える事態になったわけです。
豆腐や豆乳は水分が多いので、水分をなくしたおからパウダーは効率よく大豆たんぱく質を摂るのに向いているのです。
豆腐や豆乳で痩せホルモンを増やすまでの大豆たんぱく質を摂ると、かなりの量が必要になるので、大豆の成分を凝縮させて接種できるおからパウダーは便利なのですね。
おからパウダーの使い方
おからパウダーは料理やお菓子作りに便利に使えるものなので、痩せホルモンが増えるかどうかなんてことは関係なく使っていた人も多いはず。
おからパウダーは豆乳が苦手な人でも味がほとんどないものなので、どんなものにもサッと混ぜて使いやすいのが魅力です。
例えば炭水化物を控える糖質制限ダイエットをしていると、小麦粉や片栗粉の代わりにおからパウダーを使うといいのですよ。
全部おからパウダーにしなくても、半分くらい混ぜて使えば、糖質50%OFFできます。
食物繊維が豊富なので、小麦粉などに混ぜると糖質が吸収されるスピードを遅らせて、血糖値が急激に上がるのを防ぐので、それだけでも肥満予防効果があります。
それで痩せホルモンを増やせるならダイエットに興味のある人にはすごく魅力的な食品です。
使い方のバリエーションをご紹介します。
・ハンバーグ
・パンケーキ
・グラタン
・シチュー
・唐揚げ
・ポテトサラダ
・生姜焼き
・チキンソテー
・卵焼き
このようなメニューに使う小麦粉、片栗粉、パン粉の代わりにおからパウダーを入れます。
ポテトサラダはポテトの量を半分にして、おからパウダーを使うと糖質もカロリーもカットできます。
おからパウダーは味がほとんどしないので、飲み物や食べ物の味を変えません。
ここで紹介したメニュー以外にも、コーヒーにサッと混ぜたり、お味噌汁に入れたりして、大豆たんぱく質をたっぷり摂ることができるのです。
おからパウダーじゃなきゃダメなの?
おからパウダーがダイエットしたい人には嬉しいことが山ほどあることがわかると、一気におからパウダーが売れるのも納得です。
しかもおからパウダーは安いので、高額なダイエットサプリを飲むよりもずっと気軽に利用できます。
思わず買ってしまうのも当然だと思います。
もともとおからは豆腐屋さんで無料で貰えるものでした。
豆腐を作る過程ではおからは出るものなのですが、おからパウダーとして加工する手間が加わるだけに、品薄になってしまうのでしょう。
でも、大豆タンパク質を摂取するという目的なら、大豆を原料にしたプロテインでも良いのです。
プロテインの種類によっては、大豆以外の原料も入っているし、価格もおからパウダーほど安くないのですが、わざわざ料理に混ぜたりするのは面倒だから、飲み物としてグイっと一気に摂りたいのなら、プロテイン飲料の方が効率的かも知れません。
まとめ
おからパウダーがお店から消えた理由は、やっぱり情報番組がきっかけだったのですね。
理由はともあれ、おからパウダーは糖質制限したい私には無いと困るものなので、早くお店で普通に買える日が来て欲しいと思っています。
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