数年前までは、全国にはほとんど知られていなかったじゃばらですが、今ではかなり有名になりました。
テレビでも何度も紹介されていますし、ネット通販のお取り寄せでも人気の高い果実として話題を集めています。
そもそもじゃばらがなぜ幻の果実と呼ばれて、全国的に知られるようになったのか、詳しく知らない方もまだいらっしゃると思います。
今回は、幻の果実じゃばらの特徴や魅力についてご紹介します。
幻の果実「じゃばら」の魅力
じゃばらは、和歌山県の北山村という山村で自生していた柑橘系の果実です。
地元の人たちですら「変なみかん」と呼んでいた変わった果実です。
ゆずでもなく、すだちでもなく・・。
なぜ「じゃばら」と呼ばれているのかというと、あまりの酸味に鬼も逃げ出すほどだという意味を込めて「邪気を払う」から「じゃばら」と呼ばれるようになったのです。
北山村には、自然交雑種のじゃばらが数多く自生していたようですが、あまりに酸味が強いことから、商品として栽培する人が少なくなり、ついには1本だけになってしまったそうです。
せっかく残った1本のじゃばらの木を何とか北山村の特産品にしたいという村人たちの願いから、じゃばらに含まれる栄養素の研究などを重ねて、豊富なフラボノイドが含まれることが注目されて、村の名産品として栽培されるようになったのです。
これが幻の果実と呼ばれるじゃばらのサクセスストーリーなのですね。
じゃばらに含まれる栄養素
じゃばらには、他の柑橘類と同じく、ビタミンCが豊富に含まれています。
さらにビタミンA、カロチンなどが含まれます。
そして、なんと言ってもじゃばらに含まれる栄養素の中で注目したいのがナリルチンです。
フラボノイドの一種であるナリルチンは、他の柑橘類に比べて6倍以上も含まれているのです。
ナリルチンが身体にどのように作用するのかは、まだ研究段階ではありますが、じゃばらを使った健康食品は年々増えています。
とくに花粉症などのⅠ型アレルギーへの効果が期待されたことで、マスコミにも注目されました。
じゃばらを全国的に有名にしたきっかけになったわけです。
じゃばら村のお取り寄せ
北山村で栽培されるじゃばらは、店頭に並ぶことはまずないので、ネット通販によるお取り寄せで入手できます。
加工品ではなく、果実そのままの販売は収穫時だけの期間限定販売です。
予約販売なので、果実そのままのじゃばらを手に入れたい方は、お早めに予約されるといいですよ。
じゃばらを使った商品
じゃばらを使って作ったジャム、100果汁、ドリンク、お菓子、調味料など色々あるので、果実をそのままではどう食べて良いのか分からない方は、定番のジャムなどから試す方が多いようです。
じゃばらの成分を使って作られた石けんや、アロマオイルなどのコスメもあるのですよ。
まとめ
楽天市場などの大手通販サイトには、じゃばら公式オンラインショップが出店していますので、措置から購入できます。
つらい季節を今年こそ、来年こそ何とかしたい!という方はぜひ続けてみてはいかがでしょう。
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